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人は何故他人をゆるせないのか

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こんにちわ
内野です
脳科学者の中野信子さん著書
「人はなぜ他人を許せないのか」
からの引用
・人の脳は他人に正義の制裁を加えると脳の快楽中枢が刺激され、快楽物資であるドーパミンが放出される
・正義に溺れてしまった中毒状態を正義中毒と言い、これは誰しにも起こり得る可能性をひめてる一方で自らの正義を主張する快感を知りながらも相手を許せない自分を許せないと感じる事もある
日本人が議論だと思ってしている事は対立する二つの意見を検討してより良い結論を導くというものではなく何故かたいがい人格攻撃になる。そもそも人間の脳は誰かと対立する事が自然であり対立するように出来ている
最高裁判所の司法統計によれば離婚申立て動機の一位が性格の不一
しかし惹かれる理由も互いが不一致
合わないことこそが楽しかったはず
人は自分の所属している集団以外を受け入れられず攻撃するよう出来てる
・加齢が脳を保守化
自分の倫理だけを信じ直情的に行動するのは
前頭葉の背外側前頭前野が衰え自分の考え以外の意見は棄却されバイアスが働き思考が硬直化していく
解決策として
何故許せないのかを客観的に考える前頭前野が加齢に伴い萎縮する
しかし個人差があり脳も身体の一部なので
そこを使っている人は脳が衰えにくい人の特徴として普段から合理的思考、客観的思考ができるくせをつければ衰えを抑制する
まず人を許せない自分や他者、相手を馬鹿にしてしまう自分や他者の愚かさを人間だからしょうがないと認める事
自分にも他人にも一貫性を求めない
そもそも自分にも他者にも一貫性を求める事自体不可能。人間である以上言動に矛盾があるのは当たり前。
対立ではなく並列で処理し相手の意見を尊重し意見を共有し互いを包み込んでいく事
自分は正しく相手は間違っているという思考回路は相手からみたらパワハラ
相手の発信を否定する前に何故そう言ったのかを考え、そこから新しい知見が得られないかを考えてみる そこで何かを得られたら自分こそが正義だとは考えにくくなる 受け止め、包み込んでみる
人間は不完全であり結局永遠に完成しないという意識が人間を正義中毒から解放するとあります。
私としても根本的に自分の意見は正しい、間違ってないと思い込む節があります。
けれど他人から見たらそれも一つの意見に過ぎないということ。
どちらが正しい、間違ってるではなく相手の意見を否定せず尊重し歩み寄ることが大切。