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最終的には「型を捨てる」──型は牢獄じゃなく“回路”

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はじめての運転って、ハンドルやミラーでいっぱいいっぱい。
でも慣れてくると、景色や同乗者の体調まで気づけるようになります。

マッサージも同じ。最初は手順を思い出すだけで精一杯。


けれど体が型を覚えると、呼吸・表情・体温の変化に気づき、
ちょうどいい強さ・リズムへ自然に調整できるようになります。


この「相手の受け取りやすさに合わせる働き」を、ここではケアと呼びます。

ケア=相手の存在をそのまま尊重し、
その人の**自由度(呼吸・安心・選択肢)**が増えるように差し出す働き


“道”のOS:静・型・間・美

茶道・華道・書道、そして剣道や合気道などの「道」では、
共通して次の流れを大切にします。

  1. :息と姿勢を整え、ノイズを下げる

  2. :良い動線を体に刻む(考える前に手が優しく動く)

  3. :一拍の余白で相手と合い、タイミングを合わせる

  4. :無駄を削り、受け取りやすい形に整える

反復(稽古)をとおして、このOSは回路になります。


そして最後は「型を意識せず、ただ自然に差し出す」段階へ——ここでケアが立ち上がります。


たとえでサクッと

  • 茶道:手順→相手の体温と呼吸に合う一服(一期一会=ケア

  • 書道:筆順→呼吸が整い、余白が心を落ち着かせる

  • 剣道:基本→残心で相手と場を尊ぶ(勝ち負けを超えた配慮)

  • 合気道:形→力をぶつけず合気で調和(衝突を減らすケア)

結論:型は牢獄ではなく、ケアを流す“回路”。


今日からできる「30秒ミニ実践」

  1. 吐く息長め(吸4・吐6)

  2. 小さく会釈(体の力みが抜けます)

  3. 一拍の間(相手の呼吸を待つ)

  4. 心でひと言:「これは誰のため?」

——これだけで、型→ケアの回路が起動します。


当サロンでお手伝いできること

  • ボディワーク:呼吸誘導・頭頸の緊張リリースで“静”を整える

  • オイル&アロマ:やさしい強さで“間”と“美”をつくる

初めての方は**初回トライアル(60分)**がおすすめです。
難しいことはしません。体のペースに合わせてゆっくり整えます。


よくあるご質問(簡易)

Q. 強揉みが苦手ですが、大丈夫?
A. はい。**呼吸が深くなる“ちょうど良さ”**に調整します。

Q. 会話したくない日もあります
A. 無理に話す必要はありません。静かな施術も歓迎です。

Q. 家でもできることは?
A. 上の「30秒ミニ実践」を1日1〜3回でOK。続くほど体が覚えます。


ご予約・お問い合わせ

体が覚えると、心が自由になります。
その自由が、あなたの毎日をそっと支えます。